会長挨拶

当協会WEBサイトへのアクセスありがとうございます。令和4年度より会長を拝命した海藤です。よろしくお願いいたします。

当協会は測量設計業を営む山形県内の企業で構成しており、昭和43年に任意団体「山形県測量協会」として設立、昭和48年に社団法人の認可を得、昭和55年には協会名称を「社団法人山形県測量設計業協会」に変更し、平成23年より一般社団法人として活動を行っております。

私たちは、皆様の日常生活を支え安全・安全を確保する様々な社会資本整備に関わる計画・調査・測量・設計業務を担っており、協会活動を通じて高度な技術と経験を共に学び研鑽すると共に公益活動を行い、協会員が県民の皆様に広く貢献できるよう取り組んでおります。

さて国土交通省が令和2年度から取り組んでいるDX(デジタルトランスフォーメーション)については、行政の電子化のみならず、我々の業務分野においても波及が予想され、令和4年3月に策定された「インフラ分野のDXアクションプラン」によると、3次元河川管内図の整備やAI等新技術の導入による道路の点検・維持管理などにもすでに取り組んでおり、技術の変革を強く求められてきています。

一方で、地方においては人口減少による人材確保の問題や、技術者(資格取得者)の高年齢化などの問題がいまも継続しており、事態はさらに深刻化しております。DX時代への技術の変革への対応、そして災害時の迅速な対応を考えたときに、測量設計業の経営基盤の強化と若い優秀な人材の確保・育成を推進することは喫緊の課題でもあります。

これまで人材育成に関しては山形大学、山形県立産業技術短期大学校、山形県立農林大学校への講師派遣を行っております。また関係機関からの評価が高い山形県高等学校サーベイコンテストも、平成5年の開始から第30回目を迎え、今年は記念競技として、UAVの操作の正確性や迅速性などを競う「UAV測量競技」を行いました。しかしながら土木や建築を学ぶ高校生自体の減少を目の当たりにして、小中学生にも今後は業界のアピール等を行っていく必要性を感じております。

協会創立当初からの目的である業界発展、社会的地位向上のスローガンを実現するため、協会活動を通じ、新たな技術の情報を常に注視しながら、経営力・技術力を積み重ね、影響力のある強い業界にしていかなければならないと思います。今後の協会活動にご理解とご協力のお願いを申し上げ挨拶といたします。

一般社団法人 山形県測量設計業協会  会長:海藤 剛